treasure

□嫌いじゃないって言ってるんだけど。何度も言わせないでくれる?
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お題サイト様より
提供:確かに恋だった
相互記念!!
お鈴様へ捧げるvV
甘×凌



それは些細な喧嘩。
原因は、戦の中で甘寧が陸遜の指示に従わずに敵の大将を深追いし、見事に策にはまったこと。
そして返り討ちにされてきたこと。
「あんた馬鹿じゃないの?嫌、馬鹿だね」
傷口を消毒し包帯を巻きながら、凌統は言った。
全く、なんて無茶をするやつだ。前から思っていたがこれは喧嘩じゃない。
戦場なんだ。
命を張って皆戦っているのに…。
「あんたは命が惜しくないのか」
さっきから黙ってそっぽ向く甘寧の顔を手で無理矢理掴み、互いに目と目を見る。
「なぁ、どうなんだよ」
甘寧は何も言わなかった。
ただ、冷たい視線で凌統を見ていた。
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