物語

□始まりはスリッパ
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ある日
いつものように巡回を終えて応接室に戻ると閉めたばかりの扉がまた開く

振り向いて見ると小動物が三匹

……群れてる

僕は群れるのが嫌いだ
とりあえずその小動物達を咬み殺す






全部咬み殺したと思っていたら最初に咬み殺した一番小さい小動物が起き上がった


「獄寺君!?山本!?」


倒れてる二人を見て声をかけてる

「起きないよ、そういう攻撃をしたからね」

小動物は青い顔をして僕を見る
今すぐ咬み殺したいけど


…邪魔だな


僕は足下に転がったゴミを窓から捨てようとした
その時


「リ・ボーン!!」

ワォ
学校でパンツ一丁になるなんて

風紀違反だよ

トンファーを取り出し気絶する程度に殴った
もう起き上がってはこないと思ってた
なのに…


「たわけがぁ!!!」

叩かれた
この僕が小動物に


スリッパで


でも確かにあの瞬間
僕の中で何かがうまれた
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