物語

□好きなんだもん
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今日は風紀委員が持ち物検査をする日だ


さっきまでは草壁に任せてたけど次はあの子の教室だからね

僕も風紀委員長として参加する

「学校にこんな物持って来ていいと思ってるの??」

不要物を持ってきた者を咬み殺して検査を再開する

次はあの子の番だ

「次、沢田綱吉」
「はいぃっ!!」

名前を呼ぶと鞄を差し出してくる

「ど…どうぞ!!」

鞄を一通り見ても不要物は一つも出てこない


つまらないな


「こっちにおいで」
「え?」
「君は特別に服装検査もするから」
「えぇぇ!?」
「はやく」
「はいぃぃっ」

ビクつきながらも急いで僕の方へときた綱吉に
まずは腰の辺りを触る

…ちょっと細すぎじゃない?

「君ちゃんと食べてるの?細過ぎなんだけど」
「えっと…人並みには食べてますよ?」

心配になってシャツの袖を捲ってみた

「なにこれ!?君ホネ人間なんじゃないの!??」
「えぇ!??ちゃんと肉ありますよ!!」

ほらっ…と見せてくるけど

どう見ても骨と皮だ
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