物語
□バカップル
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ある晴れた日のこと
並盛中は今昼休みに入ったところだ
お弁当を出して食べようとする生徒
他のクラスから来て喋っている生徒などで2―Aの教室はにぎわっていた
そして綱吉はいつも通り獄寺と山本と連れ屋上へ行こうとしていた
その時
「綱吉!!」
誰もが聞き覚えのある声が響き
うるさかった教室は一変して静まった
「雲雀さん!?」
綱吉が若干驚きながら呼ぶと雲雀はまるでずっと探し求めていた恋人を見つけたかのようにガバリと抱きついた
「どうしたんですか!?」
「綱吉不足で仕事が手につかないから補給しに来たんだ」
ぎゅーっと音が聞こえそうなくらい抱きしめる最強の風紀委員長をクラスにいた生徒は『またか』というような目で見ている
綱吉が雲雀の恋人となってもうすぐ半年たつ
その半年間雲雀と綱吉は周りが嫌というほどのバカップルぶりだった
…いや、現在進行系でバカップルである
並中にかよっていてこの二人の関係を知らない生徒はいない