物語

□ハンバーグ
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ホントにいっぱい作ったな母さん…

一人一人の皿の上に山のようにハンバーグがのっかっている

はぁ…
確かにハンバーグは好きだけど…



こんなに食べれるかな…



雲雀さんの方を見るとありえない光景が目に入った


「寄越しなよ」
「こ…これはランボさんのだもんね!!」

雲雀さん皿の上はたくさんあったハンバーグがひとつもなく…

おそらくまだ一口も食べていないだろうランボのハンバーグを狙っている


「雲雀さんっ何してんですか!?」
「何って…この牛がハンバーグ嫌いらしいから食べてあげようかと」
「自分の分は!?」
「食べた」
「いつの間に!?」
「綱吉がハンバーグ見て、はぁ…ってしてた間に」
「それって一瞬の話でしょ!??」
「あれ??綱吉食べないの??食べてあげよっか??食べてあげるよ!!!!」


俺の皿に向かって雲雀さんの箸が伸びてきた

とりあえず皿を持ち上げて瞬速の速さで動く箸から避ける

…雲雀さんの口がモゴモゴしてるから全部は避けられなかったようだけど、まだ皿の上にはいくつかハンバーグがある
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