MAIN(テイルズ)
□にどめのたんじょう
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誰かが、呼んでいた。
夢の中のような、漂う感覚。
嫌いではない、むしろ好きだといってもいい感覚。
その中に自分は、居た。
もう自己も確認しない。
それだけ無意味な音素(フォニム)の一部になってしまっているから。
だから、ただ漂う。
再度誰かが呼ぶ。
第七音素意識集合体(ごうたい)・ローレライの声だ。
声は言う。
『我が愛し子よ、聖なる焔の光よ』
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