裏小説

ラブホ
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ラブホというものは本当になれない。いくら車だと行っても、外から運転席は丸見えだし、何度か掃除のおばちゃんに顔見られているし。
特にそれが市内の、となると顔見知りに会う可能性だって高い。怖いがお互い実家暮らしの身、仕方のないことだろうか。


シャワーを浴びるのは一緒。何度も裸の付き合いをしてきたのに、何故か未だに恥ずかしいという感情がある。
彼が自身を綺麗に洗うのを見て、ごくりと唾を飲む。私はいつからこんな変態になったんだろう。
彼が先に上がり、シャワーを浴びる。背伸びをして手に取り、秘部に当て、指で綺麗に洗い流す。彼が上がった後にしか出来ない、顔がかあっと熱くなる。


裸にバスタオルを巻いてベットへ歩く。
彼は携帯の液晶を見て時間を確認しながら、ゴムを用意する。
私はそれをベットからじっと見ている。

「恋羽さん...エロっ」
特に誘っている訳ではなかったが、彼が私に覆い被さってきた。右側が彼の定位置だ。
「………」
黙ってキスをする。キスが好きな私。彼の舌を絡めながら、唇も食らう(表現的にもこれが正しいのだ)。
手が私の胸の方へと動き、突起をつねる。はじく。と、いじる。
唇の間から思わず声が洩れて、恥ずかしくなって唇を離すと間に唾液混じりの糸がすぅと伸びた。

「下はどうなってる?」
彼の長い指が秘部へと伸びる。
敏感な場所は直線触らず、焦らすように周りを円を描くように触る。
「…意地悪、」私は呟いた。「ちゃんと触って…」
彼はニヤニヤと笑い、指をつぷっと入れた。愛液が彼の指にまとわりつく。
「恋羽さん、やらしい…。愛液がすごいよ?」

私は黙った、
…彼の自身が硬く勃起していることに気が付いたからだ。







ー終ー
彼とのお話です。
ファーストキスも、初体験も、初彼も全てこのひとです。
これ以上は恥ずかしくて書けない...。ごめんなさい。
 

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