裏小説
□優しいお兄さんは好きですか?
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小学6年生になって
「18歳未満…立ち入り禁止…、何で?」
ピンクのカーテンの向こう側が気になってきた
工事現場とかじゃないのに、どうして僕は入っちゃいけないんだろう
漫画を買おうとして本屋さんに行ったら見つけたピンクのカーテン
下から覗いたら女の人の写真や絵がいっぱいある
(ちょっとだけなら…良いよね?)
当たりを見回してこっそりと中に入った
その瞬間、目が釘付けになる
壁一面に女の人の裸の写真や絵が沢山あった
(お母さんのより大きい…)
「おい小僧」
後ろから突然声を掛けられてビクッとなった
…ど、どうしよう
「お前どーみても小学生だろ?」
黙って後ろを振り返って僕は驚いた
「お兄さんだってどう見たって18歳には見えないよ…?」
中学生位のお兄さんがはぁ…と溜め息を吐いた
「俺は此処にいてもいいの、あと3年したらね」
「やっぱり18歳じゃないじゃん」
「でもお前はまだまだ早いんだよ」
「………」
ぷーと頬を膨らませてお兄さんを睨む
「睨んでも…あ、そうだ
小僧暇か?」