裏小説
□秘密の空間
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はるくんはとてもいい匂いがしたんだ
「みるくんくすぐったいよ」
胸に顔を付けたままちょっと上目使いではるくんを見たらはるくんは顔を赤くした
「そ、そんな目で見ないでぇ…。恥ずかしいよー」
「恥ずかしがってるはるくん可愛い」
「か、可愛くないよ…」
僕たち2人は小学校のプールで泳ぎに来ていた
みんなはもう着替えて泳いでる、僕たちは未だに更衣室。お互い裸で
はるくんが女の子みたいに頭からタオルを被って着替えてるの見たらつい悪戯したくなって、みんながいなくなって二人きりになった時にそのタオルを外したんだ
「はわっ…!」
「はるくん女の子みたいだよー、恥ずかしがらなくても良いよ?」
裸姿のまま、少し泣きそうな目で僕を見るはるくん
「…ごめん、嫌だよねこんな事されて」
「違うんだよ!みるくんのせいじゃないよ…。ただ僕海水パンツ忘れたみたいなんだ」
「じゃあ泳げないじゃん」
うん…、小さくはるくんは頷いた
…さすがに女子の前でふりちんは嫌だよなぁ
「じゃあさ、終わるまで此処にいようよ」
「あー、これ自由参加だしね!」
やっと笑った