裏小説

愛しい人
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夜が怖かった
暗い部屋の中で誰かがベッドに近づく足音がして、僕は身動きが出来ないままその誰だか分からない同性に犯された
毎日、毎日、夜になると必ずやってくる…狼に
ガチャとドアの開く音がした、鍵を閉めても駄目だ。奴は合鍵を持っている



"狼がやって来た"





「うっ…あぁ…やっだ…」

ベッドがギシギシと軋む音と僕のあえぎ声、そして姿の見えない奴の息の音がする
誰も僕を助けに来ない、誰も気が付いてくれない、彼はこの行為を止めてくれない
生理的に涙が溢れた、それは枕やシーツを濡らしていく

「裕人…」

奴が小さく僕の名前を呟いた、だけど彼の声に聞き憶えなんてない

「何で…こんな…」

自分でもあまり触った事のない自身を握られて上下に扱かれていく

「痛っ…」

少しスピードが上がって自身に痛みが走った、そしたら彼は突然ピタリと動かすのを止め、癒すようにかゆっくりと舐めていく
「(僕は正直舐められて自分が感じてるのは嫌なんだけどなぁ)」

しかし僕の思ってる事とは裏腹に自身はさっきよりもビンビンに立ち上がっていった
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