裏小説

嘆きの唄
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昼休み、柊と一緒に屋上まで言って昼食を取っていた


「男子校って入る前は怖いイメージがあったけど…最近何か違うなって思ってきたんだ」

「それは良かったな」

「望くんも最初は怖いイメージだったよ
だって耳にピアス付けてるし髪は茶髪だし…けどさ、優等生だし委員の仕事もちゃんとするし…ただ授業中居眠りしなかったらもっと良いイメージなのにね」

「サボってないから良いじゃねーか(委員サボんねーのはお前と一緒だからだし)」

「ははっ、そうだよね」


俺に小さく微笑みかけて、焼きそばパンにかぶりついた

「…おまっ、焼きそば口に付いてるぞ」

えっ、と言って慌てて口に手を当てようとする
黙ってその手を掴み、自分の顔を近付けた


「のぞ…みく…ん?」

ペロッと焼きそばの付いた部分だけを舐めると彼はカァッと頬を赤く染めた

「何!望くん欲情中!?変態ー!」

ポコポコと軽くだが俺の腹を殴る

「もー…、望くんのバカー」

「バカって…軽く傷付くぞ」

「僕の方が傷付いた!」

「そんなんじゃおめー、キスされた時どーすんだよ」

「キ…キスって」

真面目に考えるのでこっちがドキドキしてしまう
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