07/06の日記

20:25
『屋上〜alone in the roof』
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『屋上〜alone in the roof』
作詞作曲 長尾 憲


お腹が痛いって言って
教室を抜け出した
授業中の静かな廊下を
1人歩いている

南校舎に続いてく
中央廊下の自販機
紙パックの紅茶のボタンを
人差し指で軽く押して

ストローを差し込みながら
ゆっくりと階段を上ってく
立ち入り禁止の屋上の
鍵を勝手にこじ開けて


最上階のドアを開けると
いつもあなたはそこにいて
よくこうして授業をサボって
2人ぼっちの屋上にさ

随分一緒にいたよね
幾つかの季節をまたいで
少しの会話と緩やかな風は
通り抜けていった

ストローで吸い上げきった
空っぽの紙パックのように
お互い簡単に軽く
なれたら良かったのだけども

2人は似た者同士だったよね
いつもあなたはそこにいたのに
捲れた教科書捲れた季節に
いるハズだったあなたはいなくて
真冬の北風はあなたを遠くへ
連れていってしまって

ひとりぼっちの真冬の屋上
振り向いてももうあなたはいないの
あなたは生きてた私も生きてた
私は今でも生きてる
あなたがいなくなってしまったら
私ひとりぼっちじゃんかよ



最後に交わした言葉は
なんだったっけ思い出せない
いつもここで会えたから
また会えると思ってたから



終わった世界生きてた2人は
五時間目の屋上にいつもいた
変わってく季節変わらない2人
通り抜けてく風の中
もう二度と会えないと思うと
涙が溢れ出してくるよ

あなたが吸ってたタバコの匂いも
あなたの後ろに伸びていた影も
あなたと生きてた短い時間が
愛しくて懐かしくて
何も残ってはないけど
私の中で今もずっと生き続けている


2人は似た者同士だったよね
いつもあなたはそこにいたのに
捲れた教科書捲れた季節に
いるハズだったあなたはいなくて
真冬の北風はあなたを遠くへ
連れていってしまって

ひとりぼっちの真冬の屋上
振り向いてももうあなたはいないの
あなたは生きてた私も生きてた
私は今でも生きてる
あなたがいなくなってしまったら
私ひとりぼっちじゃんかよ


私ひとりぼっちじゃんかよ…

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