世界観大紹介
□エンジェニアルーン語の魔法について
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やぁ、またまた女王だ。今回はちょっと難しいかもしれんが、エンジェニアの魔法についてだ!
エンジェニアにはいろ〜んな魔法がある。そう、エンジェニアは世界中の魔法が集まっているのだ。だから、簡単な呪文で使える魔法、長い長い詠唱を必要とする魔法、ある物を装備するだけで使える魔法、本を読むだけで覚えられる魔法など沢山の魔法がある。しかし、残念ながらとある都合によりこれらの紹介はできないのだ…。
大人の事情ってやつだよね…。
まぁそれは置いといて、今回紹介するのは、エンジェニア独自の魔法、エンジェニアルーン語を使った魔法だ!
エンジェニアルーン語というのは、エンジェニアに古来からある魔法用の言語の事よ。
他の世界の魔法とは違い、単語の組み合わせや込める魔力の量により、様々な形に変化するのが特徴だ。
ま、この言語には少ーしだけ文法もあるぞ。だけど、そんなに難しいもんじゃない。
最初に「属性」を入れるのが大きな特徴だ。
例えば、炎の魔法を使いたい時は最初に「フィリア」と言うんだ!そうすると、炎の精霊とのコンタクトを開始するよ!ま、私は私自身が炎の精霊だから…本当は何も言わなくても炎は自在に操れるんだけどね…。
でも…「フィリア」と言っただけじゃ何も起きないわ。だって、炎の精霊に「何をしたいのか」を言ってないものね。
ここからがエンジェニアルーン語最大の肝!
エンジェニアルーン語は、「感覚言語」と言われている事もあり、属性の後は、それをどうしたいかを感覚的に言うんだ!
炎をモンスターにぶつけたい!と思ったら、手をモンスターの方向に向けて「フィリア・カノン!」と唱えるんだ!
あっちゃ〜!何するんだ〜!
これは、直訳すると、「炎を飛ばす」という事になって、炎が飛んでいくぞ!ま、タディーアにはその的になってもらったって訳。
ひどいなぁ!
大丈夫、アイツは前にも言った通りかなりタフだ。まぁ私ほどでは無いが。
もーっと強くしてみようよ!
そうだな。フィリア・アンディスベリア・ラージェス・バジェルディア、イル・シェンディ・ニー・アレ・ベイルディア⇒ラーデ・ミジェ⇒フィリア・ファンデス!
ぎゃああああああああああっ!
女王様…さすがにこれはやり過ぎな気が…。
えっと…今のは…その…
炎よ、越えられない痛みと大きな波動、我に全てを宿し、与えよ、あの者に、炎の制裁を!
という意味です。
あの「⇒」は、効果拡張の記号と言って、一旦そこでかけてる呪文を発動しつつ次の呪文に移行するという意味だよ。あの記号を使って呪文を発動すれば、再度最初に属性を付けなくていいんだ。つまり、効果は今発動するけど、まだ他に炎の精霊さんにやってほしい事があるよって意味だ。本当は横向きの三角で表されるんだけどな。