ハリーポッターとカミツレの姫君

□汽車の中にて
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「アオイ!!起きて!!!」
「ふやぁ…」
私は、突如として目の前に現れた男を思いっきり投げ飛ばしていた。
ソレは天井にぶつかり、その後床につぶれて落ちてきた。
「あれ…リーマス?なんでまたそんなとこで寝てるの?」
男…リーマスがもぞもぞと起き上がるのを待って聞いてみる。
「今日がなんの日だか覚えてる?」
「あー誰かの誕生日?」
何の日だったか…
「これは何でしょうか。」
「あ…ホグワーツ行かなきゃ…」
そう、今日は九月一日。なぜか床に転がっている目覚ましは午前九時を示しており、ここからキングズ・クロス駅までは一時間近くかかる。
「ほら、汽車に乗り遅れたら大変だよ。」
「今準備する!!」
私はリーマスを部屋から追い出し、用意してあったシャツとスラックスに着替えるためにパジャマを脱ぎ始めたのだった。
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