主に

□囚われしモノ
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貴様は俺を導くと言った
毅然と俺の目だけを見て

闇に束縛された者を光に束縛された者が救うとは
なんて滑稽なのだろう


何度闇へ誘おうとしても一点も曇らないお前と同じ世界にいたいと、並んで歩んで行きたいと願うのは罪だろうか。




「…ウォーリア・オブ・ライト」
「なんだ、ガブラス」

どんな時もお前から光は絶えず溢れ、闇を照らす。
まるで闇が己が身を侵す前に消してしまおうとするかの様に。



ならば



その光が闇に染まればいい。闇を肯定し、光を打ち消す光になればいい。そうしたらこの報われない想いも少しは報われるかもしれないのに。








−檻に閉ざされた者は檻から抜け出せはしない−
(その手助けをしてはいけないのか?)
(断る)




お前の助けがあっては意味が無い











end.
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