貴方と逢える日を楽しみにしてる02


「ルル、今日はやけに楽しそうね」

鼻歌を歌いながら、歩いているわたしを見ながら、アミィが面白そうに言った

「そ、そう?」

「うん、とても楽しそう。何か良い事でもあった?」

「じ、実はね……」

わたしは、昨日あった事を話そうとしたけれど、やはり止めた

「ルル?」

「や、やっぱりなんでもない!」

なんとなくあの人の事は、わたしだけの秘密にしておきたいと思ったのだ

「別に無理に聞いたりはしないけれど、危ないことはしないでね」

「大丈夫よ、心配しないで!」

それでもなお心配そうな顔をしているアミィの手をとって、走り出す

「る、ルル!?

「ほら、早く帰らないとイヴァン先生たちに叱られちゃうわ!」

だから早く帰ろう
笑いながら言うとアミィは、楽しそうに笑った

「もう、貴女には敵わないわ」

そしてわたしたちは、笑いあいながら村へと帰った
帰る途中、この前あの人と出会った場所が見えた

また会えるかな

再会の希望にわたしの顔は、とても綻んでいた

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