私と「鋼の錬金術師」との出会いについて

2005年夏に書いたものです。





2004年10月9日(土曜日)午後6時。場所は信州・上高地、梓川のほとりのホテルの一室。ここで、まさかの運命の出会い。
前夜、台風接近中をものともせず夜行バスで旅立った私と妹は、雨の早朝の信州・上高地に到着。レインスーツに身を包み、雨の中、上高地を散策。明神から帝国ホテルまで、くまなく歩き回り疲れた身体で梓川河畔のホテル白樺荘にチェックインしたのだ。
そして・・・雨、やまないかなーと思いながら部屋で一休みして、(少しばかりうたた寝していたかも)気がつくと夕方。妹が「今日から新番組が始まるはず♪」とテレビをつけた。
そこで始まったのが・・・妹期待の「種運命」はなく、「鋼の錬金術師」だった。
タイトルはなんとなく聞いたことがあった。もう一人の妹や友人も面白いと言っていたような気がする。しかし、アニメから遠く離れてしまっていた私の耳には右から左。
他にすることもないし、って感覚でなんとなくテレビを見ていた。そんな感じだった。だが、何なんだ?この話。何?これって・・・。気がつくとわけもわからずテレビ画面に釘付けになっていた。それにどうやら最終回?
登場人物のこともよくわからない。どうやら兄と弟が違う世界に離れ離れになってしまって終わりかよーっ!!!!!
切ないなあ。もどかしいなあ。見てみたい。知りたい。この話!
それが「鋼」との最初の出会いだった。
しかし、ここから本格的にハマるまでにはまだ時間を要したのである。
心の隅にひっかかりながらも、CTVのアニメ番組を特にチェックすることもないままにおよそ2ヶ月の時が経ち、2004年も終わろうとする頃、突然、ANIMAXで「鋼」と再会することになってしまった。おりしも40話。佳境も佳境。またまたわけがわからず最終回まで突っ走って見てしまった。まだ、よくわからない(当然と言えば当然だよな)。幸いなことにCTVはいろんな形で放映している。次にめぐり合ったのが30話くらいからだった。
1話からきちんと見たい。でも、仕方ない。30話以降を見る。
こうして最終回から始まった私と「鋼」は、どんどん後ろから話を知るという実に変則的な見方でその距離を縮めていったのである。
ようやく1話から順番に見ることが出来たのは3月になってからだった。
わかっていなかった様々なことがようやく1つに繋がった。そして、エドワード・エルリックに強く惹かれていったのである。私は自他ともに認める金髪好き!
よもやこの年齢で、再びアニメに夢中になるなどと思いもしなかった。私の最後のヒーローは彼の白鳥の人だと思っていた(モチロン、彼は今でも私のヒーローには違いない)。
しかし、「鋼」の坊やが私を捉えて離さないのだ。参ったなあ。。。
最初はアニメ番組を見るだけで満足だった。が、インターネットで公式HPを訪問。いろいろな情報を得るうちに、元来、のめりこんだら突っ走る私に焔が点いてしまったのだ。夏には映画化されるとの情報に心躍り、二次サイトのチェックはモチロン、原作も読破。小説本まで入手。挙句の果てにサントラ、イラスト集。とどまるところ知らず。

どうしてなんだろうね?きっかけなんてわからない。エドワードの何が私をこんなに惹きつけたのかな?
私にとっては「鋼」と「上高地」が妙な符号になってしまっている。大好きな彼の地でエドに出会ったんだよ。きっと生涯忘れない。

この先、原作はどうなって行くのか。
映画の続きはあるのか?
まだまだ目が離せない。
新たな楽しみが出来てしまった、そんな私と鋼の錬金術師 エドワード・エルリックとの出会いの物語でした♪
2005.8.11

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