お話

□バレンタイン狂想曲
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「もうすぐですね、ムウさん」
僕は会議でエターナルに来ていたムウさんに、声を掛けた。
「何のことだ?」
振り返ったムウさんは、何の事か解ってない様子だ。
「バレンタインですよ!ディアッカから貰えるといいですね、チョコレート」
やっと理解した様子のムウさん。
「バレンタインか…」
っと、呟く。
「付き合ってるんだから、ムウさんに手作りチョコとかプレゼントするんじゃないですか?」
「手作り…」
「ええ、アスランは毎日、お菓子の本とにらめっこしてますよ。ザフトの彼に、手作りチョコをプレゼントするんだって…手作りって、“愛”が伝わりますよね。まさか、ディアッカから貰えないなんてこと、ないでしょ?ムウさん!」
っと、トドメの一言を言う。
難しい顔で、僕の話を聞いていたムウさんは
「アスランは何処だ?キラ!」
っと、叫び、アスランの部屋に走って行った。





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