お話

□発端は義理チョコ
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パイロットスーツに着替えている出撃前の非常時に、おっさんは言った。
「お前の肌、チョコレートを塗ったみたいだな〜くれるんだろ?本命チョコ♪だったらオレ、お前がいい!帰ったら隅々まで舐めてやるよ♪」







戦闘後、バスターのコックピット前で両手を広げ満面の笑みを浮かべるおっさんを見たら……出られる訳ない……

今、コックピットから出たら……きっと、おっさんの逞しい腕に抱きしめられる。
耳元で甘く囁やかれたら……恥ずかしい。

運良くおっさんに抱きしめられなかったとして……
「チョコくれ!お前をくれ!」
とか、騒ぐに決まってる……恥ずかしい。

おっさんが煩いから嫌なんだ……


あんなに騒がなかったら、オレだって……



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