お話

□それぞれの想い
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「おっさん、何処行きたい?」
っと、囁けば、ニヘラッと緩んだ顔で
「オレの部屋?」
「アホ!医務室、行け!」



朝から熱が有るのは、解っていた。
しかし、医務室に行けば強制的にベッド行きだから、普段通り作業をしていたんだが…ディアッカにバレてしまった。
キスで熱を測るなんて反則だ!
っと、思うが滅多に無いディアッカからのキスに顔が緩んでいた。
体調の悪さを誤魔化そうとしたが、ディアッカには通じず普段より力の入らないオレをグイグイと医務室へと、引っ張って行く。
「ごめん、ディアッカ」
声を掛けると、ディアッカは振り向きオレを見る。
「何で、オレに謝んのさ?」
「心配させちゃったからさ…部屋に薬あるから、それ飲むよ」
「だから?」
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