お話

□ディアッカの想い
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「ディアッカ!少佐、さっき自分の部屋に戻ったって」
サイの大声が格納庫に響く。
なんで、オレに言うんだよ…わざわざ格納庫まで来て……っと内心思い、サイを睨む。
「ディアッカがお見舞いに来てくれないって、少佐が泣いてたぞ!」
サイの言葉を聞いた整備士達が、騒ぎ始める。
「あの少佐が泣くなんてなぁ〜ディアッカ、行ってこいよ!少佐のとこ」
「そうそう、ここはオレ達に任せとけ!」
整備士達の勢いに思わず後退りするオレに、救いの手を差しのべてくれたのはマードックさんだった。
「おまえら騒いでないで、手ぇ動かせよ!」
マードックさんの怒鳴り声で、それぞれの持ち場に戻っていく。
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