お話

□バレンタイン狂想曲
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「アスラン、いるか?オレだ、フラガだ」
きたきた……キラの予想通りだ。
フラガ少佐が訪ねてくることは解っていたが、驚いた表情を作りドアを開ける。
「どうしたんです、フラガ少佐。何か急用ですか?」
っと、お菓子の本を片手に、フラガ少佐に問掛ける。
フラガ少佐は、お菓子の本を奪い取り、チョコレートのページを開けて、
「ディアッカって、こーいうの得意なのか?」
っと、大きなハート型チョコを指さす。
「ハート型は知りませんが、チョコとかお菓子作りは、得意なはずですよ」
「本当か!?」
「はい、アカデミーの時、クリスマスに寮の食堂でディアッカが皆にケーキを作ってくれたんです。美味しかったですよ。あれ?フラガ少佐、ご存知無かったんですか?ディアッカと付き合ってるのに」
「え!?いや…ケーキ作りは上手くても、チョコ作りはどーなのかなぁ〜っと、思ってさ…」
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