お話
□セリフで15題
2ページ/5ページ
《またいつものやつ?》
今日は朝から格納庫で、マードックさん達と作業をしている。
単調な作業だが、整備士達との話も弾み、飽きること無く手を動かす。
何時もなら、まとわりついてくる鬱陶しいおっさんが、今日は居ない。
会議に出る為、エターナルに行っているのだ。
鬱陶しいおっさんも居ないし、単調な作業も整備士達との会話で苦じゃないし。
今日はなかなか良い日だと、思う。
ドリンクを飲み休憩していると、ブリッジから通信が入った。
通信を受けたマードックさんが、オレを見る。
何故、オレを見る?
見て欲しくない‥…けど、諦めてるオレもいる訳で。
てか、見られないと寂しいのかもしれない。
あ〜ぁ、自分で自分が解らなくなるな。
「坊主!」
オレを呼ぶマードックさん。
「またいつものやつ?」
「そうみたいだな」
苦笑いのマードックさん。
「作業抜けていい?」
「おぉ、行ってこい行ってこい」
「ありがと」
「少佐が使えないんじゃ、坊主が行くしかないもんなぁ」
マードックさんの言葉に、苦笑いしつつエターナルに向かう準備をする。
一方、エターナルでは
「ディアッカが足りない!」
っと、会議を放棄し、ブツブツ呟くフラガ少佐の姿があった。
.