続くお話

□愛してるX
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ふと周りの景色を観た時、綺麗な女の人とにこやかに話しているフラガの姿が目に入った。手には花束を持っていた。フラガ達の様子を観たディアッカは、足早にその場を立ち去った。

フラガにからかわれたと思い、ポストの前でキーホルダーからカギを外そうとしていた。外すことに集中していたディアッカは背後から近づくフラガに気づいていなかった。ポストに入れようとしていたカギは、ポストには入らずフラガの右手に収まっていた。フラガの姿を認め
「カギは返したからな」
っと帰ろうとしたディアッカは、フラガに腕を掴まれ車の中に押し込まれた。後部座席には先程フラガが持っていた花束が置かれていた。助手席に座らされ、文句を言おうとしたディアッカに紙袋が渡され
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