お宝
□心の傷が癒える時
2ページ/3ページ
添付されてた画像の人物は2年前、俺の前からいなくなったはず…
他人のそら似?別人?
まさかクローン??
いろんな事が頭の中をよぎったが、俺があいつを間違えるわけがない
"…おっさん?"
そこには確かに俺が愛した男性(ひと)がいた
しかし彼の名は"ネオ・ロアノーク"と言い、激化する戦争の中でキラが捕虜としてAAに連れてきたとそこには書いてあった
そして彼は"ムウ・ラ・フラガ"とあまりにも似すぎているにも関わらず、"ムウ"としての記憶はないと…
俺はすぐにでも確かめに行きたかった
しかし激化していく戦争の中、前線に出てる俺には不可能な事だった…
"逢いたいよ…おっさん"
そうつぶやいた俺の言葉を待ってたかのように、無意識に涙が溢れてきた
.