お宝
□先手必勝
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「…うまい、しかも苦めに作ってて…俺に合わせてくれたのか？」
「ん、まぁ甘いの嫌いそうじゃん？アンタ」
ムウは嬉しくなった。
が、ディアの溶けたチョコの付いた指を見て…
「アリガト、ディアちゃん
あ、勿体ない
」
ペロッと、指を舐める。
「っ
…オッサン
」
だが、チョコが無くなってもまだ舐めるムウ。
痺れを切らし、ディアが叫ぶ。
「〜っ
オッサンいい加減にやめろっ
」
「あぁ？ごめんねぇ同じ色だったから無くなったの気付かなかったよ(笑)」
「白々しい」
「チョコも美味しかったけど、ディアも美味しかったな
…で、ディアも頂きたいんだけど？」
ニンマリとして、ディアを押し倒す。
「…そーいう事言うからジジ臭いって言うんだ
このっエロ親父」
「いいもん
ディアに対しては俺はエロで通すからぁ…
頂きますっ」
「ぎゃ〜」
ディアは、多少抵抗しながらも受け入れる。
こうなる事はなんとなくわかってたから…
ムウも「おねだり」という『専売特許』を取られて、やられたと思ったが、たまにはこんなのも良いなと納得しながら、愛しい存在を抱いていった。
END