イチウリ小説
□Do you think about me?
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<Do you think about me?>
「あ、雨・・・」
ふと顔をあげると、ポツポツと雨が振っていた。
部屋の窓から写る雨を眺めて、僕は縫い物をしていた手を止めた。
今日は久しぶりの休日で好きなことを過ごしていたけれど、なんだか雨が降ると
僕は好きなことをしたくなくなってしまう。
雨・・・嫌いだな・・・。
窓に近寄り、ザーザー振りの雨を眺めたままため息をついた。
そういえば、今日から梅雨入りだっけ。
天気予報なんてあまり見ないから昨日久々にテレビをつけたから、そのときに梅雨入りのニュースが流れてた。
梅雨入りか・・・。
毎日嫌になるよ、洗濯物は乾かないし、ジメジメするし鬱陶しい。
「最悪だ。・・・?」
〜〜〜♪
ミニテーブルに置いてあった携帯が鳴って、携帯をとりにいく。
そのまま携帯の画面を開けて、僕はまたため息をついた。