イチウリ小説
□好きになったら負け
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「キ、キミ・・・僕を殺す気?なんであんなスピード早いんだ・・・はぁ・・・はぁ」
「わりぃ。ついつい死神の時のクセが出てしまって」
(どういうクセなんだ)
心の中でツッコミを入れながら、周りを見回すと
どうやらここは屋上がある階段らしいな。
なんでこんなところに・・・。
「黒崎、何の用なんだ?」
「・・・石田、おまえ・・・好きなヤツいるか?」
「え?な、なんだよいきなり/////」
黒崎の質問にビックリして彼から目線を反らした。
なんでいきなり、こんなこと聞くんだろ・・・。
さっぱり彼の意図がわからない。
好きな人・・・そんなの居るわけないのに・・・。
チク・・・
今度はハリで刺したような痛みが胸に突き刺さった。
なんなんだ、これも・・・
胸を締め付ける痛みも、この痛みも・・・。
やっぱり僕は病気なんだろうか?