イチウリ小説
□たまには甘えてもいいよね?
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みんなコン君の扱いが悪い・・・。
と思いながら、ようやく縫い終わり糸を歯でプチンと切る。
そして、やっぱり僕の裁縫の腕は上手いな
とか自画自賛をして、黒崎の顔にコン君のぬいぐるみを押し付ける。
「ムギュ!・・・てめぇ・・・」
「終わったよ。ほら」
「おう、センキュー。いつも石田には悪いな」
「別にいいけど・・・///」
黒崎はニっと微笑んだ。
ドキ・・・。
心臓が一瞬跳ね上がる。
・・・黒崎の微笑みは・・・とても・・・その・・・カッコイイ////
いつも眉間に皺を寄せてるから・・・
こう、不意打ちに笑われたら・・・僕は・・・。
「どうした?」
黒崎は僕を見上げる。
僕は首を横に振ると、黒崎は体を起き上がらせる。
「石田?」
「なんにもない!」
「・・・おまえ、顔真っ赤だぞ?」
黒崎は、笑いながらそう言った。
やばい・・・今黒崎と目を合わせるとますます顔が赤くなる///
僕は黒崎と目を合わせないように
目を反らした。