イチウリ小説
□好きだから
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鍵を返して、そのまま下足箱へ行き、指定靴に履き替え
そのまま校門へと向かったら、自転車に乗った黒埼が校門前に居て、僕は急いで黒崎に駆け寄った。
「石田、ほら乗れよ!家まで送ってってやる」
「ありがと」
鞄を斜めにかけ、そのまま黒埼の自転車の後ろに乗り込んだ。
そして、自転車は校門を出て、黒崎は僕にお腹に手を回すように言って、少しためらいながら
僕は黒崎のお腹に両手を添えた。
顔は赤くて、そのまま黒崎の広い背中に顔を埋める。
そのまま自転車は河川敷の方へと向かう。
河川敷は、キラキラと夕日に照らされ、川は光っている。
そして周りには部活をしている同じ学校の生徒や、子供の手を引いて帰る母親とか・・・
色々な風景が一気に飛び込んでくる。