擬人化アンパンマン小説
□嫉妬のクリスマス 前編
1ページ/5ページ
12月24日・・・。
今日はクリスマスイヴなのだ。
外は白い雪がたくさん降って、ホワイトクリスマスになっているのだ。
町のやつらは、クリスマスということで浮かれている。
それがムカツクから、町でイタズラしよう。
そう決めたけど、それさえもやる気なくして、あいつらが楽しんでるのが
腹立たしい。けれど・・・そんなことをしても、むなしいだけで・・・。
だから、暇なので地下室にある研究所で色々機械を作っていた。
「ちょーっと、バイキンマン!あんた何でクリスマスなのに、研究所でこもってるのよ!?」
「え?ドキンちゃん・・・」
ドキンちゃんは、黒のタートルネックにひらひらしたミニスカートを揺らしながら
黒のタイツに赤のパンプスを履いて、研究所にやってきた。
「あんた、何やってんのよ!?」
「何って・・・実験をしているのだ。」
「はぁ?そんなのいつでも出来るでしょうが!ほら、出かけるわよ」
「出かけるって・・・どこへ?」
「いいから!!早く行くわよ!!」
ドキンちゃんに無理矢理、白衣を脱がされ、あらわになったのは
灰色のスエット姿だった。
ドキンちゃんに手を握られ、そのまま研究室をあとにして
俺は、自分のUFOに乗り込んで、そのままバイキン城を後にした。