擬人化アンパンマン小説

□嫉妬のクリスマス 後編
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森へ向かう道で、散々ドキンちゃんの食パンマンに関する自慢話を聞かされいたけど
そのことよりも、さっきアンパンマンとうさこの会話が気になって・・・
ほとんど、ドキンちゃんの話してることは聞こえなかった。



「ね、バイキンマン!ちょっと、聞いてるの!?」

「あ!・・・ごめん、ドキンちゃん・・・なんだか、俺様しんどくなったのだ」

「もしかしてスウェット1枚だから風邪でも引いちゃった??
別に、付いて来なくてよかったのにー」

(・・・付いて来いって言ったのは、ドキンちゃんのほうなのだ)


「何??なんか文句でもあるの?」

「ないのだ」



ドキンちゃんは、ふーんって興味なさそうに言うと、ドキンちゃんはまた
食パンマンの話をしだした。

それは、UFOについてからも同じで・・・。
UFOに乗り込んで、ドキンちゃんはできたたてホヤホヤの食パンを食べながら言った。



「ねードキンちゃん」

「はひよー(何よー?)」

「・・・なんかさー胸が痛くなることってある?」

「ん〜??まあ、あるってことはあるけどー」

「え!?それ、何時!?」

「それはね、食さまのことを考えたりすると痛くなるし
食さまが違う女と話してるだけでも、痛くなるわ」

「・・・・そっか。違う女と話してるだけで痛くなるのかー・・・」

「まあ、そっちの方は嫉妬ね、嫉妬」

「し、嫉妬!!!????」



俺様は、目を見開いて突然UFOのブレーキをかけた。
しかも、だんだん顔が赤くなっていくし・・・。



「ちょっとー!何よ、いきなり、うるさいな!!って、何止まってんのよー」

「あ・・・ゴメンなのだ〜〜〜」




UFOを着陸させて、またバイキン城に戻ると、ドキンちゃんはそそくさに
自分の部屋へと向かったので、俺様も自分の部屋へと向かった。
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