学園Note Sign
□其の十三
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やっと息の吐けた菊は、それではと、再び屋根の上に消えようとした。
「あ、ちょっと待て!」
とっさに手を伸ばし菊と腕を掴む。
危うくバランスを崩すところだった。
「っと、と…あぁ、すまない」
「ルッツさん…2度目ですよ?」
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