NARUTO
□change variety
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最近変わったコトがある。
一つ目。私、カンクロウ。そし
て我愛羅。三人そろってご飯を
食べるということ。
普通なんだろうが、私達姉弟な
らまず珍しいことだ。
今日の晩御飯の時。
「コラ!カンクロウ!ホウレン
草を残すな!」
「おれ嫌いじゃ〜ん・・・我愛
羅にあげるじゃん♪」
「バカ!自分の分はちゃんと食
べろ!ったくカンクロウは・・
・」
我愛羅を見ると真剣に皿にのせ
られたカンクロウのホウレン草
を見ていた。
「我愛羅、別に食べなくていい
からな!」
「食べるからいい・・・」
我愛羅は一言言うと無表情で口
をもごもごと動かしてホウレン
草を食べてしまった。
今までならまず。ありえないこ
とだ。
我愛羅が何だか可愛く思えた。
「我愛羅はいい子だな(笑)」
頭をわしゃわしゃと撫でると、
「///テマリ、おかわり・・・
」
と言って残っているホウレン草
のにつけを全部食べてしまった。
「うまかった・・・カンクロウ
。好き嫌いはなくせ・・・」
「それを言うなら我愛羅もじゃ
ん!」
「オレはいいんだ。別に・・・
」
「意味わかんねーじゃん。なぁ
テマリ」
「ん?あっああ・・・我愛羅の
好き嫌いは別にいいと思うよ。
甘い物だし、体にいい物じゃな
いからな・・・」
知らない間に我愛羅をかばう自
分がいた。
言わなくてもわかると思うが、
その後、我愛羅とカンクロウは
大ゲンカになった。
とめるのに2時間かかった。(
笑)
二つ目。我愛羅の力が強くなっ
た。
ある日、家のトイレ掃除を誰が
する?ということになって、腕
相撲で負けた奴にしよう、とい
う決め方になった。
まずは私とカンクロウ。カンク
ロウが強いのは昔から知ってい
た
だからすぐ負けた・・・。
「次は我愛羅とテマリじゃん♪
」
「我愛羅には悪いが、姉さん、
勝つ地自信ならある」
小さくて弟の我愛羅には勝てる
と思っていた。が・・・
「勝者、我愛羅じゃん」
「手が痛い・・・」
けっこうというか本気でやった
のに負けた。
手がじんじんとしびれている。
「ってことでトイレ掃除はテマ
リで決定じゃん♪」
「いや・・・オレがやる。テマ
リ、手、すまない・・・」
「!?我愛羅・・・?急に何でだ
?」
内心びっくりした。
「手が痛そうだから・・・あま
り力は入れていなかったんだが
・・・」
「え!?本気じゃなかったのか?
」
「ああ・・・本気でやるとテマ
リの手がこわれたら困るからな
・・・」
あれで力をいれていない!??あ
りえない・・・
私はこれでも「風の国☆腕相撲
女王戦」に出場して1位になっ
たぐらいなのに・・・
確実に我愛羅の方が力が強くなっていた。
結局トイレ掃除は間をとってカ
ンクロウに押し付けた。(笑)
三つ目。これは本当に本当に変
わったこと。
我愛羅にドキドキする。
してしまう。「自分」
自分でもわからない。
どうしたんだ・・・?私は・・
・
毎日、同じ場所というか家に住
んでいるからドキドキしっぱな
し。
心臓麻痺で死にそうだ。
例えば風呂あがり。
「テマリ・・・風呂あいたぞ・
・・」
どさっ。
我愛羅が私の座っているソファ
のとなりに座る。
「じゃあ入ろうかな・・・って
///がっ・・・我愛羅っ・・・
」
「何だ?」
「上・・・裸・・・///」
「?ああ・・・いつものことだ
ろ・・・何かおかしいか?」
「何も///」
ドキドキしすぎて血圧があがっ
た。
例えばジュース。
私が飲みかけのオレンジジュー
スをテーブルの上においていた
。
「テマリ、もらうぞ」
「ああ、いいよ」
ごくっ・・・
「って我愛羅!?///」
「ん・・・?何だ?」
「今、私のコップで・・・///
」
「飲んでいいか聞いただろ?気
にすることでもない・・・」
我愛羅はそう言って自分の部屋
に戻っていった。
私はコップを見て思った。
間接キスじゃないのか!?///こ
れは!?///
今まで何とも思わなかったのに
。
「好き」
という気持ちができた。
これが一番の変化。私の中での。
いつか
我愛羅に「好き」って気持ち伝
えたい。
我愛羅はどう思ってる?
姉の。私のこと・・・。
end☆