スネオとトードレラ
□2話 言えない言葉(蛇蛙) 蛙視点
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「あ、あの・・スネーク」
会いに行っても、スネークはいつも眠っていて、
起こすのはいつも、ボク。
たまに、このまま帰っちゃおうかなって思う。
でも、言いたい言葉があるから、
起こしてしまう。
結局、言えないのだけれど。
「起きて、スネーク・・」
睡眠時間を削ってごめんね?
・・それでも、ちょっとだけ、一緒にいたくて、
スネークの顔が見たくて・・
「ん・・・おっ、トードーっ!」
いつも、抱きしめられることを期待してる。
でも・・
「だ、抱きつかないでよ!・・」
素直になんかなれないんだ。
「嫌い、だから・・・」
キライ・・・
でも、そんなこと言ったって、
キミはいつもボクを強く抱きしめる。