君が私を嫌う日私は君を守れるかな

□子供嫌い
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4つ離れた妹さえ可愛く思わなかった。家を出てからオカンから妹が寂しがってると聞いた。相手にした記憶がない。寂しいそんなの嘘だと決めつけた。話しかけられると話す程度。家を出てからは妹の存在自体消えた。妊娠して実家へ戻り激しく動く私の腹を見ては妹が触ってくる。『名前決めたん・また家出るん』…今ではたまにメールをする。何かが変わった気もする。近々妹が家を出るとオカンが寂しそうに言った。オカンが妹と自分の子とは違うと言った。…娘様が出ていくのは先の話だけど…子供はいつか親から離れる時がくるんだと、親を頼らず生きていけるんだと…その間に有り得ないくらいの愛情をあげたいと思った。妹に今まで冷たい姉でごめん、と言うと妹は笑って…そして泣いた。苦しんでた。寂しがってた。仲良くしてほしかった…そぅ言った妹を私はただ見ていた。自分勝手で何も知らなかった奴が母親で君は不幸になりはしないだろうか…私だけにしか愛されなかったら…心配は尽きる事がないね。

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