笑顔の貴方にありがとう


□携帯
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17才の夏、連絡を取るのに彼の実家に電話をかけていた私。私はそれで良かったが彼が気にしていて携帯を持ちたいと言った。反対する彼の両親。私の名義で、料金も私が払う。それでいいかと 彼に言い、彼の両親にも話した。彼が私の部屋に泊まり帰らない心配、病気の心配。彼の携帯を買った。料金が重なる分節約をするが彼の両親が月に2回私の部屋に来て冷蔵庫を満杯にしていった。彼にバレたら心配させると黙っていたが彼の父親が彼にばらした。彼の携帯を解約したのは8ヶ月後の事だった。いいのかと彼に聞く。いいと笑っていたが気になる私がいた。その3日後に彼が携帯を持った。毎日帰る約束をさせられたと言ってた。笑う私。あまり納得してない彼。彼の好物のビーフシチューを作った。『相変わらず不味いな』と笑顔で食べていた。

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