私と生きる君

□未婚の母親
1ページ/1ページ

妊娠8ヶ月の頃、妊婦の交流会があると知り参加してみた。京都市内ではなかったが参加してみたいと思い行った。一室で円になり座り自己紹介。年齢、家族の話、腹の中の子供の話…私の番になり、20才、未婚、お腹の子は順調です…交流会が終わり部屋を出るとジロジロ見られた。椅子に座りパンフレットを見ていると2人の妊婦サンが前に来た。『未婚男に逃げられたんやろ風俗してたん』『…。』『子供が可哀想やん、虐待して殺すんがオチやで。』…… 子供を持つ親だから心配してるのか…命を巻き込む勝手な行動が気に入らないのか……『大切な人の子ですから』迷いなんてなかった。そぅ言った私に『あ〜騙されてできたんや、アホやなぁ、おろせばよかったのに』と言った。
私をバカにして私が持っていたパンフレットを取り、床に落とした。カバンを私に頭にぶつけ笑う同じ妊婦と言われる人間。最後までいた私にカバンをぶつけた女性が嫌がらせにぶつかってきた。倒れた私に驚き、駐車場にいる旦那サンの元へ急ぐ。周りに支えられ念の為に検査室へ運ばれた。車で待っていた送ってくれた友達が騒ぎに気付き、人から話を聞き逃げようと車を発進させた車のナンバーを覚え携帯に入れ警察へ電話。検査では異常なかったが念の為に入院。かなり派手にこけてたらしい。警察とぶつかってきた女性と旦那が病室へ来た。
泣きながら謝る女性。頭を下げる男性…怒りからか激しく動く腹をおさえながら自分の怒りもおさえた。子供を腹に抱えながら自ら人にぶつかる精神が許せない。バカにしたいならいくらでも私をバカにすればいいんだ。打ち所が悪くてアンタの子供もアンタもシャレにならない事になったらどうするのか…そぅなってないから言っても無駄だろうから言わなかったが…こんな親もいるのだと受け入れるしかなかった。自分の感情のまま子供も道連れ…黙ってられなかった私がボロクソに言い、入院費用やらが振り込まれたが退院して振り込まれた金を丸々返した。
周りは私をバカだと言った。私は相手の精神が気に入らなかっただけ。同じ妊婦を攻撃し逃げた。人の性格はすぐには変わらない。この先もあの人は自分の気分次第で行動し、自分の子供すら簡単に巻き込むだろう。私の思い過ごしならいいけど…誰も…私の親ですら『子供は親を選べないからね』と言った。いくらでも親のせいに出来る言葉だと思った。

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ