時を走る少年
□1日目
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「んぁあー、こんな時間かよ!早く行かねぇと真田副部長に殴られる!」
俺、切原赤也は走っている
英語の宿題を忘れて、放課後、部活をさぼって出しに向かっていた。
そして、俺は二階の学習室へと向かっている。
普通は職員室だろ!っとツッコミたかったが今は関係ない
「おっ、着いた着いた!失礼します!!」
俺は学習室の扉を開
こうとした。
『悪いね、呼び出して…』
幸村部長の声が聞こえた
真田副部長でも呼んだのか?
でも真田副部長は下に居たよな?
『良いですよ、っでなんなんですか?』
は?誰だ…真田副部長じゃない?
…2年の誰かだよな?
幸村部長、どうして2年の奴なんかを?
『君に、俺が卒業したら部長になってもらいたいんだ』
は?―――
『え?!俺…てっきり切原かと…喜んでやらせてもらいます!』
…嘘だろ?
俺は手に持っていたノートを落とし"ふざけんな!"っと言うために学習室へ入ろうとするが
足、手、全てが動かない
《……貴方の運命は貴方が変えて》
優しい声が俺を包み込み
世界は真っ白になる
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