時を走る少年

□能力
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そして
次の日








「姫野、おはよー!」



「切原…、なんであたしが登校する前に居るのよ?!」


へへ…驚いてる、驚いてる
そりゃ、予鈴20分前に居るからな!



・・・
「今日の俺は一味違うんだぜ!」





ガラッ



「HR始めるぞー」



きたきた…!



抜き打ちテスト…
んなもん、分かるんだからな!



問題ない
余裕の笑みでペンを進める




「よし!センセー!終わったぜ!」



ひと足早く、担任にプリントを出す
担任は驚いてるし、姫野なんてポカーンっとしてるしな!




へへ!





卒業式練習、俺は素早く屋上に行けば亞月先輩と仁王先輩2人が居た。


なんでこの2人が…?



まぁ…盗み聞きすっかな。




『い………だめ…』



仁王先輩の声、聞きにくい…



『…赤也…………で………なの』




俺?
いきなり俺の話?




『……今日………話す……らしい』



なんの話をしてんだよ…?




ガチャ




「赤也、盗み聞きは良くないよ?」



ドアを開けられ目の前には亞月先輩が居て…



「何話してたんスか…?」



「赤也には関係ない話、行こう仁王…早く行かなきゃ怒られちゃう」



亞月先輩と仁王先輩は屋上から出ていく。



俺は動けずに居た。
亞月先輩の冷たい目付きなんて初めて見たから……。



.
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