黄金太陽
□信長の憂鬱2
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『ほう、鯛の天ぷらとな?』
『はい、この前竹千代くんに会いにいったら 嬉しそうに話してくれたんです。なんでもこの前行ったところで食べたら好きになってよく口にするようになったとか』
濃姫は嬉しそうに織田信長に三河に行ったときのことを話した
『やはりまだ子供よのぉ。では今度いきの良い鯛をくれてやるとするかぁ』
『それは竹千代くんもきっと喜びますわ♪』
とほのぼのとした空気の中、明智がぼそりと呟いた
『鯛の天ぷらを食べ過ぎると死ぬらしいですよ』
と
ピキィィン!!!と一瞬でその場の空気が−1000℃ほど凍りついた
『・・・・・・・・・・』
『・・・かずさのすけ様?』
濃姫がいきなりだまりこんだ信長を心配そうにたずねようとした瞬間クワッ!!と目が見開きそこには魔王がいた
『今すぐ竹千代に鯛の天ぷらを食べさせるなぁ!!!』
『それはあまりにも厳しすぎかと!?』
『だまれぇ!!これは魔王の命令よぉ!!口出しするなぁ!!』
『フフフ、まさに魔王。ないて喜ぶ竹千代君の姿が眼に浮かぶ・・・フハハハハ!』
そして三河にいる家康に『鯛の天ぷらおよびその他の天ぷらを食すことを禁じる。これを破れば裏切りとみなし三河を攻め落とす』という文を出し家康に鯛を食べさせないように三河に鯛が入らないよう警戒を強めた
その頃三河にいる家康はその文を読んで『なぜだ!?なぜなのだ信長公〜!!!』
と泣いていた
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