黄金太陽

□鬼とタヌキの戦い
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「元親!ついにこのときが来たな!!・・・・・それがし徳川家康!!この世に平和を作る!!いざ勝負!!!」

「・・・は!鬼と勝負して勝てると思うなよ!!」

 瀬戸内の海だけが騒がしく波を立てているなか二人の武将は互いに睨みあっていた

「いくぞ三河武士達よ!徳川の力みしてやれ!!」

「いくぜやろうども!田舎もんどもに鬼の恐ろしさを教えてやんな!!」

『分かりやしたぜアニキ!!』

『まかせてください竹千代様!!』

『よっしゃ〜!!海賊の恐ろしさを教えてやるぜ!!』

『三河の底力教えてやる!!』

 あちこちで声があがり武器のぶつかりあう音がするなか二人の武将は一歩も動かずに睨みあったままだった

「よう家康?ちったあ武将らしくなったかよ?」

「あいからわず部下に信頼されているな元親。鬼の名は健在か?」

「まあな、この戦にてめえが負けたら俺の部下にしてやってもいいんだぜ?」

「ならわしが天下に向かう大船に乗せてやろうか?」

「言うようになったじゃねえか!!」
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