西海根性

□優秀な敵 パート2
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「忠勝〜?どこ行っちまったんだ〜?忠勝〜?」

 おかしいな?どこ探してもいねぇ?

「おや家康様?忠勝殿をお探しですか?」

「おう♪・・・だが忠勝が見あたらなくてな」

「珍しいですなぁ?忠勝様が家康様から離れてるとは?」

 む!なんかワシが忠勝に子守されてるみてぇじゃねぇか!!

「なんか嫌な予感がするな・・・忠勝〜!どこいっちまたんだぁ〜!!」

「あまりお一人でおられない方がよろしかと」

「なぜだ?・・・ハ!ワシは自分の城で迷ったりせんぞ!?」

「違いますよ!また攫われるかもしれないじゃないですか!!」

「ワシは子供ではない!!」

「アンタ何回連れ攫うわれてると思ってんですか!?」

 う!痛いとこつくな!!・・・しかもアンタて・・・

「仕方ねぇ・・・いったん城に戻って忠勝が帰るのを待つ「家康様〜!!」

 な、なんだぁ!?

「し、四国から家康様へ手紙が!!」

「四国から?じゃあ長曾我部か?」

 アイツから手紙か?珍しいな?

「で?内容はなんなんだ?」

「そ、それが・・・その・・・徳川の者が長曾我部に攫われたようで」

 な、なんだと!?

「クソォ〜!忠勝がいなくて困ってる時に〜!!長曾我部め!!日焼けして真っ黒になってしまえ!!」

「「意味が分かりません!!」」
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