星々の囁き(創作詩)

□創作詩〜恋愛〜
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なんて バカな独り言
星嵐 渚



孤独は人を成長させるスパイスらしい
集団じゃなくなると 
たちまち何も動き出せない君に
僕は愛想笑いすら返せない

愛情っていう
はかれないモノで
未来を売る君に
僕が届けたい言葉なんて
伝わるはずもなく

君が望む永遠。なんて
どうせチャチな未来(あす)を見せた
詐欺師達の手品だろ?
そんな偽りの夢なんかより
僕の方が圧倒的に
このMagicで君を夢中にさせられるさ

なんて 嘯いてるけど
どうせ 君が
自分自身が
それぞれ作り出した
幻想(イリュージョン)

未来(あす)からやってくるはずの
希望とやらは
やけに腰が重たいようだ
それなら自分から動き出さなきゃ
なんて バカな独り言
月並みすぎると
息吐き 小石を蹴る
独りきりの月夜の下で
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