星々の囁き(創作詩)
□創作詩〜闇〜
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世界一不幸な 宇宙一の幸福者
星嵐 渚
死神と塔に挟まれて
未来は悪魔が待ち構え
戦車が愚者を引き連れて
皇帝と魔術師は
逆上がりして睨みつける
何なんだ 俺の未来
お先真っ暗って
とこじゃねえか
「たかが 占い」 と
思ってても
ここまで悪けりゃ
少しは気にするぜ
当たってるだけに
何とも言えない
ああ 俺ってば情けねぇ
世界一の不幸の後に
宇宙一の幸福が
待っているはずさ
僅かな望みをかけながら
真昼の月を
背にして走る
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