星々の囁き(創作詩)

□創作詩〜闇〜
2ページ/7ページ

世界一不幸な 宇宙一の幸福者
星嵐 渚

死神と塔に挟まれて
未来は悪魔が待ち構え
戦車が愚者を引き連れて
皇帝と魔術師は
逆上がりして睨みつける
何なんだ 俺の未来
お先真っ暗って
とこじゃねえか

「たかが 占い」 と
思ってても
ここまで悪けりゃ
少しは気にするぜ
当たってるだけに 
何とも言えない

ああ 俺ってば情けねぇ

世界一の不幸の後に
宇宙一の幸福が
待っているはずさ
僅かな望みをかけながら
真昼の月を 
背にして走る
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ