仮青エク

□無愛情
1ページ/4ページ

怒りを通り越して呆れてしまう
女好きでエロ本は堂々と買うわ
付いた徒名はエロ魔神
男友達も女友達沢山いるがこいつが大分変わっていることを知っている
そんな奴が隣の席に
深いため息をしながら己の悪運を誉めたくなった
実家で毎日のように顔を合わせているので
見飽きている
たまには違う人と話したいものだが
中学になり他校の学生が集まるようになり少なからず他友が
志摩が同じクラスになってからというもの
なんや入りにくいわと敬遠されてしまった
全く理不尽なことだ
更には席が近くなったせいで行動範囲に狭まりができているようだ
頭を抱えたうなだれていたら、ストレスを抑えこんだ状態だった為に
「坊、気分でも悪いですか?」
髪に触ろとした手を咄嗟に思ってもいない勢いで打ち払ってしまい
パンと綺麗な音が響き渡っためにクラスの目が此方に注目されてしまう
慌て弁解すれば
吃驚した志摩の目斑に薄らいと幕が出来てしまい
しまったと
「堪忍え、」と誤れば
「ええどす、気にしまへんから」ヘラヘラと笑いながら眉間に力いれてるに申し訳なくなり
「志摩、ちょうええか」ついてこいと即せば
他の視線と空気が気まずい席から立ち上がってクラスから出る
「通るで」ドア付近にたまっていた奴らに一瞥して、そんな様子をみていた
クラスメート出て行った2人を見送りながら
「志摩てなかなかいい奴なんだけど」
「勝呂もいい奴なんやけどな」
2人の雰囲気がな
「空きないねん」ときゃあきゃあと女子がえらい騒いだを遠くで聞いて何回目やろうかと
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ