仮黒子

□友達関係受難の始まり
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注意
和田君とは捏造キャラで若松のクラス友達


二年になりクラス替えで教室に入る名簿順で自分の席を見つけて座った
やれやれと腰を下ろしてから、前方が壁に様に広く感じた
そう、やたらデカ物が前の席を占領し、黒板を背伸びしなければ届かないほどの巨漢に
(こいつ、でか)かなりビビってしまった
後ろの視線に気が付いたのか、こちらに振り向いた相手の人相悪い
「ひっつ」
新学期早々ついていないなと心の中でぼやいた
視線を極力合わせないようにしてさ迷わせみた
「ワリい、席交換しねえ」
「うっ・・・は?」
これが、若松孝輔とのファーストインパクトでもあり、これから一年クラスメイト件友達になるとは思いもよらなかった
若松と初めて出会ったときに怖いその次は実直バカでお人よしの少々天然である
今日も昼飯を食おうぜとパンの袋を破りながら、咀嚼している姿は、
部活で五月蠅いのに反して、食べているときは大人しいらしい
「若松は本当に、焼きそばパン、好きだな〜」
「お前だって、コロッケパン好きとか言ってお子様」
互いに子供味覚が否めないのが悲しい
席の近くの生徒が噴出しているのを、若松は軽く足で椅子を蹴り上げる
「んtだよー、子供味覚ツートップ」
「訊いてんじゃねーよ」
「うるせーから、きこえたのよ〜」
若松はこう見えて五月蠅いと顔の怖さを抜きにすればかなりの人気者で
クラスのみんなから、冗談が飛び交うくらいだ
「何か言い返せよ」
からかわれるのに疲れたのか、こちらに話題を吹っ掛けられる
別にお子様なのは否めない部分を持ち合せているのは確かなので
「当たってるから、特にない」
「お前て、」
がっくり、肩を落とす若松に、笑いかければ、笑い返してくれた
特別仲がいいとはないが気心がある、そんな感じだ
放課後、終了の音が鳴り響いて各々帰るもの部活にでるものと教室からぞろぞろと
出てくる
そんな俺たちも、いつも通りに途中まで若松とか他の友達と一緒に下の階に降りていたときに
ふざけて後ろ向きに歩いていたら、前方に人がいたらしく誰かにぶつかった
衝撃で前のめりになるのを、危なねーな掴んでもらいでいると
その若松の表情が強張った
前を見ると、若松に劣らずのデカい図体の人間が立っていてしかも、顔が尋常じゃなく怖いし、肌の色が黒いので黒豹を思い浮かべてしまった
そいつがイテーナと声を上げたので現実逃避から舞い戻ってきた
「あっ、ごめん・」
絞り出した声は小さくなってしまった(俺の小心者)
「あぁ?!」
聞こえていなかったのか、怒りだそうとした、黒い男子を若松が俺を庇う様にして
体を引いてくれた
「謝っているんだから、いい加減にしろよ、先輩威嚇するな!!青峰」
この様子に、俺は、こいつと若松が知り合い?え?しかも、後輩??!嘘だろ??!!!
疑問が飛び交う中、黒い肌の男こと青峰?とか云う奴は耳を塞ぎながら
「あんたは黙っていろよ、男が男に庇われてもいい気しねーだろ」
「てめっ」
そんなことを言われて、若松が逆上するのを抑えながら
「わるかった」
取り敢えず、ここの取集が付かなくなる前にしっかりともう一度謝れば
俺を一瞥してから、若松の方に指を差しながら
「だ・っ・て・よ」
そのまま何処かに行ってしまった
ピリピリとした空気が肩の力が抜ける様に息を吐いた
若松もあの後輩が苦手なのだろう、苦虫を潰したような顔を緩めて
「悪かったな、」
「いつも、ああなのか?」
若松は顔が心情に体面出やすい体質なのだが、稀有なことに違う意味が齎されたような
含みかたで濁されてしまった
翌日それとなく他のバスケ部にあのガングロクロスケと若松は犬猿の仲らしい
互いに価値観が合わないのか、若松の腹を蹴り上げるほどの暴君らしい
それを聞いてゾッとした
元々暴力とは無縁の生活をしている平和主義の平々凡々には想像がつかない
寧ろ思いつかない急に怖くなり過ぎでトイレにいきたくなり向け出した
まだ部活をやっている、運動部の声が混じる朝の練習から上がってくる頃合いと
いうところで、

友達の知らない一面に足が止まったまま動かなかった
だって嘘だろ

友達が男とキスしてるところなんて

しかも、バッチリガングロの後輩と目が合った

俺、あの真っ黒助のせいで、死亡グラフ立ち過ぎなんですけど・・・

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