君らの事が大好きな私。

□1・新たなスタート!
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兄「ふぁーっ………!」


俺は大きなあくびをしながら下に降りた。
今日は仕事は休みだ。一日中ゴロゴロしてようかな。

そういえば、蓮が今日用事があると言ってたな。

部活の監督さんに呼び出しをくらったそうだ。

早く、朝ご飯作んないとな。

リビングのドアを開けると、新聞を読んでいる蓮がいた。

『おはよー。お兄ちゃん!』

兄「はよ……!早いな!」

『うん!今日はなんか早く起きちゃって!!良いことありそうだなぁ。』

兄「そうか!!」

蓮のかっこうは、いつもの制服の上に部活で着ているジャージを着ていた。
あの傷を隠すためだろう。

でも、3ヶ月前と比べるとよく笑うようになったと思う。

3ヶ月前のあいつは………、

今はやめておこう。
あいつが楽しそうにしてるんだから!!

兄「よしっ!パンとご飯どっち食う?」

『お茶漬け食べたいからご飯!』

兄「俺今パンの気分だからパンな。」

『うわずる………。』



















兄「何時頃帰ってくるんだ?」

『わかんねー。集合しか聞かれてないから……。』

俺たちは玄関にいる。
蓮はいつもの緑のエナメルバックを肩に下げ、靴を履いていた。

『よしっ!行ってくる。』

蓮は相棒を持った。

兄「それで行くのか?」

『ああっ!せっかく生まれ変わったんだから!連れて行きたいんだ!』

兄「そうか。」

蓮の相棒改めスケボー。

3ヶ月ちょっと前に壊されたのを俺の友達に頼んで綺麗に治して貰った。
新しいんだか古いんだかわかんないが、蓮はとても気に入っている。

『いってきます!』

兄「行ってらっしゃい。」


バタンとドアが閉まる。


さーってと。ゴロゴロしますか、






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