君らの事が大好きな私。
□2・嫉妬、
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ついに、正式にイナズマジャパンが決まった。
豪炎寺・鬼道・士郎君・不動君・風丸・栗松・壁山・土方君・木暮君・綱海君・立向居君・ヒロト・緑川君・飛鷹君・虎丸君、
そして…………………、円堂。
皆、落ちた人の思いを背負い、
円「次は、世界一だっ!!」
《おーっ!!!》
世界への、扉が開いた。
イナズマジャパンの皆は、新雷門中の合宿所にお泊まりだ。
ここは、元一年生の校舎だったから、迷う必要がない。
『………失礼します。』
がちゃりと、ドアを開ける。
久「来たか、」
新しい監督の、久遠さん。
その娘の冬花ちゃんが、マネージャーに加わった。
『僕に、何か………?』
久「響木さんの話は聞いたか?」
『はい………。でも、僕にトレーナーなんて…できません。』
久「お前しか、適任がいないんだ。フォローは、俺がする。」
『…………でも、僕は今、迷ってる人間です。それでもいいんですか………?』
久「構わない。決断した時は、俺にちゃんと話せ。いいな。」
『………ハイ。失礼します。』
僕は、監督の部屋を出た。
窓から見える夕焼けに、ため息が自然と出た。
『久遠監督…………分かんない。』
ヒ「やっと見つけた!」
『えっ……。………!ヒロト!!』
僕はヒロトの方にかけて行った。
ヒ「ひさしぶり。」
『ひさしぶり!』
僕とヒロトは、ハイタッチをした。
ヒ「なかなかあいさつできなかったからね。」
『ああっ。僕も、嬉しいよ!』
ヒ「………!蓮、表情柔らかくなったね。」
『そうか?』
ヒ「うん。」
ヒロトに手を握られたから、握り返した。
お互い、ニコニコしながら手をぶんぶん上下に振った。
?「何、ヒロト。彼女?」
『かっ、かのっ………!///』
ヒ「違うよ、緑川。」
緑「冗談冗談!へぇ〜、君が蓮かぁ………。」
確か、MFの緑川りゅうじ君………。
緑川君に、僕の周りをぐるぐるされた。
緑「あの時より、表情明るくなった?」
『あの時……?僕、君に会った事あったっけ?』
緑「………地球には、こんな言葉がある。 ってね!」
『…………あっ!もしかして、抹茶………………………レーゼ!!』
緑「ねぇ今何言おうとしたの?」
『全然気づかなかった………。』
ヒ「これが、本当の緑川だよ。」
『改めてよろしくね、緑川君。』
緑「緑川でいいよ!よろしくね!蓮!」
緑川君と握手した。
緑「(じー……っ、)」
『な、何?』
緑「本当に、雰囲気変わったね。」
『そう?自分ではよく分かんない。』
緑「俺は今の方が好きだなっ!」
『サンキュー。』
緑「…………うずっ。」
『どっ、どーした?』
緑「いや!何でもない!!」
『変な緑川。』
ヒ「ねぇ蓮。緑川と雑談をかねて、俺の部屋に来ない?」
『行く行くっ!』
お菓子でも持っていこうと考えてたその時…………、
《いぇーい!いぇーい!勝って泣こうぜっ!♪》
上着のポッケから、最近変えたばっかの着信音が流れだす。
『ちょっとごめん。』
僕は二人から少し離れ、携帯を取り出す。
画面には、あいつの名前。
『……もしもし?』
《やあ、今日も、いつもの場所で。》
『………今日は嫌だと言った《会わせたい人たちがいるんだ。》…………。』
僕は、電話を切った。
『ごめん。急用ができちゃったんだ……。』
ヒ「そっか…。じゃあ、また今度!都合がいい時にでもしよう!」
『うん。本当にごめんね。じゃ!』
僕は、急いで電話で伝えられた場所へと向かった。
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