君らの事が大好きな私。
□2・嫉妬、
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電話で言われた場所、商店街の裏路地へと向かう。
『………来たよ、』
?「わざわざ、ごめんよ。」
まんざらでもない癖に。そう思ったが、言わないでおこう。
?「…で、どうだい?決意は固まったかい?」
『……ねぇ、これって…君の言ってる事ってバレたら大変な事になるんじゃないかな?』
?「大変な事にならないように対策があるから、僕は君を誘ってるんだけどな。」
僕の力を侮らないでってか?
『……さすがとしか言えないよ。いいよ、君の勧誘に乗るよ。』
?「君なら、そう言うと思ったよ。手配はしてあるけど…」
『……少しだけ、時間をくれない?イナズマジャパンの皆が…、アジア予選の決勝に進むまで、見守りたいんだ。』
?「いいけど…君が辛くないかい?」
『ううん。あ、でも練習はできるようにメニューを送ってくれないかな?』
?「そうじゃなくて……」
『……僕、一度でいいから、円堂たちと真剣に戦ってみたかったんだ。』
彼女の目をみればわかる。彼女に、迷いなんてない。
?「……わかった。それじゃ、後は連絡で…」
『…うん。』
夕焼けが濃くなってきた。
今日の夕飯、なにかな。
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